秋期上智大学公開講座〈中級ヨガと特別呼吸法〜⑤〉

〈中級ヨガと特別呼吸法-アドバンスアーサナとメディテーション-〉第五回

11月10日(木)、上智大学春期公開講座〈中級ヨガと特別呼吸法〉が開催されました。
今回のテーマは「逆転のポーズ、リラクゼーション」です。

今回の講義、前回に引き続いてケン ハラクマ先生が教えてくださりました。

アーサナに入る前に、まずは体をあたためるため、ヴィンヤサでいくつかの動きを組み合わせていきます。
ヴィンヤサとは、呼吸と動きを連動させて、流れるような連続した動きでポーズを組み合わせていくヨガのスタイルです。

ここで、ケン先生からヴィンヤサで動いていく際のポイントを教えていただきました。
呼吸にあわせて動きをのせること。
動きにばかりとらわれてしまうと、ついつい呼吸がおろそかになってしまいがちですね。
しっかりと呼吸に意識を向けて、「吸って」「吐いて」を繰り返しながら体のいろいろな部分を動かすことが大事です。

そしてバンダについても分かりやすく説明していただきました。
ヨガのさまざまなポーズを行うことによって、身体にプラーナ(気)のエネルギーが生みだされて体内を循環するようになります。このエネルギをコントロールし、所定の方向へ導いていくのが、バンダです。「バンダ」という単語には、「閉じこめる」または「制御する」という意味があります。バンダのはたらきは、プラーナを閉じこめ、制御するのです。体内で生みだされたエネルギーを正しく活用するために、このバンダを意識して体を動かすことが重要です。

意識して体を動かすと、内側から熱が出てきて体全体がポカポカしてきます!
さあ、ここからが今日の講義の本題。逆転のポーズのはじまりです。

逆転のポーズには、すきのポーズ、ショルダースタンド、ヘッドスタンドなど幾つもありますが、今回はそれらのポーズを行う際に意識して注意するところやポイントを、分かりやすく一人一人に合わせて教えていただきました。

この講座では、先生がゆっくり時間をかけて一人一人を見てまわり、その人に合わせた指導、アジャストをしてもらえるので、とてもためになります。
みなさん、ふだんの自分の練習では気づかないところや知らなかった自分のくせを指摘してもらって、さらにポーズが上手に出来ていますね!


さらに、自宅でひとりで行うときにやりやすい練習のしかたや、壁をつかった簡単で安全な練習のしかたなども教えていただきました。

〈二人組みでペアになって、支えながら、逆立ち〉

〈あまり見かけない、こんなポーズも教えていただきました。〉

みなさん、ふだんなかなかうまく出来ない逆転のポーズも、無理なく自然に、気持ちよ~くできていましたね!

ケン先生、面白くてためになる講義をどうもありがとうございました!
来年度の春期中級講座にもケン先生は来てくださるので、今からとても楽しみですね♫

次回の中級講座は、
11月 17日(木)「アドバンスポーズ、リラクゼーション」です。
お楽しみに!

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