
上智大学公開講座中級〜⑨
『中級ヨガと特別呼吸法ーアドバンスアーサナとメディテーション』
第9回目のテーマは、
「特別呼吸法講座(3)、アーサナコンビネーション、呼吸法、メディテーション」
でした。
今回は、クラスの前の他愛ないおしゃべりから、話題はいつのまにか『ヨーガ・スートラ』の有名な経文「チッタ・ヴリッティ・ニローダハ」に!
「チッタ(citta)」とは・・・?
「制御する」とは・・・?
ふだんは楽しく和気あいあいとしたクラスのみなさんですが、
この時ばかりは、興味津々でシュミッツ千栄子先生に質問攻めです。
さすが中級のみなさん、高度な関心と向上心ですね!
経験豊かな千栄子先生のお話しは、皆を釘付けにします。
そこにはヨガの深い智慧がたっぷり、エッセンスの凝縮されたとても貴重なお話しでした。
カリキュラムにはない、こうした予期せぬこぼれ話こそが、ふだんの授業と共に、とても貴重な教えであり経験なんですよね。
さて、普段は先生のリードに導かれて行うアーサナですが、
今回のクラスは、それぞれが自分のペースで、自分がやりたいポーズをとっていきます。
そう、本来は、誰かのためにするものではない、誰かと一緒にするためのものではない、
自分だけのためのヨガなのだから。
自分だけのアーサナ、呼吸法、瞑想を行っていきます。
自分が、いま、求めていることー
自分の中の声に、耳を傾けます。
え〜!自分でシークエンスを作り上げるなんて!そんな難しいことを・・・
なんて、びっくりさせるかもしれません。
でも、これって、すべてに通じることなんです!
私たちはふだん、自分が食べたいな、と思うものを食べるし、
自分が見たいな、と思うテレビを見るし、
自分が一緒にいたいな、と思う人と、大切な時間を過ごしますよね。
そう、頭で難しいことを考えなくても、
私たちは、意識しなくとも、気づかぬうちに、自分が本当に求めていることをちゃんとやっているんです。
それと何ら変わりない。
自分のからだ、自分の心が、いま、求めていること。
その自分の中の声に、忠実でいること。
呼吸を意識し、呼吸に向き合い、そして自分自身と向き合う。
みなさん、すてきな気づきがありますように!
次回の講座は最終回、6月30日(木)
「特別呼吸法講座(4)、アーサナ、グループ呼吸法、メディテーション」です。